ことねオーボエ教室の日々。|東京・埼玉・神奈川・千葉・大阪・兵庫のオーボエレッスン

オーボエ専門の音楽教室代表による、オーボエやプライベートの長めのつぶやき。

エチュードはお薬。

1月は本当にたくさん体験レッスンをご予約・ご受講頂けました。新年早々忙しめの良いスタートでした!

現在は2月のご受講をメインに体験レッスンのご予約を承っております。

kotone-os.com

 

去年からとにかくエチュードと名のつくものは片っ端から見て、上達に向かうお手伝いをしてくれそうなものはどんどん取り入れており、今の私は4〜5冊並行してさらっている状態です😅

1冊全曲終わったら次を探して…という形ではなくて、今年の私はその日に必要なものをピックアップして、1日に大体5〜6曲つまり1冊に対して1〜2曲練習します。

この練習が実は効率的で!

ベーシックな基礎練習をしてみた時に、運指に不安が出たときは全曲全調スケールのようになっているエチュードを。息の伸びが悪いときはゆっくりした曲をブレス確認をしながら進め。あとは初見の練習をして脳を刺激したり…ひととおり終わるとすっきりします。

 

ただただエチュードで音の羅列を作るのではなくて、基礎練習をしながら今日必要なエチュードが何かを考えて進めるのがコツですよ💡

 

なんだかエチュードってお薬みたいだなぁと思いました。

 

まずオーボエをはじめた方はヒンケを終わらせてから先に進みましょう。ヒンケは様々な要素が全部入りの優れもので、これ以上のエチュードはないと私は思っています。

 

 

ヒンケはつまらないからやりたくない😗ととくに男子中高生あたりから言われることがよくあります(笑)が、結局ヒンケの内容をクリア出来ないとのちのち曲を吹いた時に基礎的なところで必ず躓くので、同じような練習に戻ることになります。そう、これがヒンケの呪縛です…。遠回りも経験、とも言えますが、ヒンケの内容はオーボエ吹きにとって避けては通れない道なので、つまらないと断念するより楽しんでサッと終わらせる方を考えた方が良いと思います🤣

ちなみに、ヒンケを飛ばしてしまっている方は基礎練習も飛ばしがちです。スポーツ選手が誰しも準備運動をするように、どんなに上手な方でも基礎練習は皆こなします。基礎練習をしないことは準備運動なしでマラソンするようなものですので、要注意ですよ🤭

 

話は逸れましたがまたエチュード話に戻って。問題はそのオールインワンでパーフェクトなヒンケが終わった後です。オーボエエチュードは特にジャンルが偏りがちで、ある一冊に特定しすぎてしまうとひたすら♭系のパッセージ練習になってしまったり、音階練習ばっかりだったりして、日々変化するのその日必要な練習に適応出来なくなってしまいます。

そうなると、私がこれからエチュード博士になって、必要なものをコピーして頂くのが一番生徒さまに良いかもしれないなぁと思い中です✨