ことねオーボエ教室の日々。|東京・埼玉・神奈川・千葉・大阪・兵庫のオーボエレッスン

オーボエ専門の音楽教室代表による、オーボエやプライベートの長めのつぶやき。

コロナ騒動で、あの頃を思い出す。

ヤマハさんでは全面休講となっており、当教室もどうするか悩み考えました。いつもお世話になっているスタジオ各所とも何度かご相談を重ねて決定した結論は、あくまでも予定どおり。

スタジオ側も特別対応はなく、その上私のクラスの生徒さまのほとんどの方がキャンセルなさらずこれまで通りいらっしゃっている実状なので、ニーズがある以上は無理に全面休講にはしないことにしました。

同業のお仲間ともお話しましたが、意外と他教室の生徒さま方からも冷静な対処をして頂いていてレッスンも特に全面休講はしていないと情報交換したので、これはうちに限ったことではないようです。

 

世の中の小中高では休校となり、とにかく先が見えず皆不安そうにしている様子に講師たちも心を痛めています。きっと学校の先生方なんてもっともっとお辛いでしょうね。

部活の演奏会は仕方ないとして、卒業式はどうなってしまうのでしょう。私自身大学卒業のタイミングが東日本大震災だった学年なので、その時と重ね合わせてしまいます。はじめての袴はキャンセルし(その後機会はなく一度も着たことがありません)、人生最後の卒業式は幻となってしまいました。その年の卒業演奏会ももちろん中止。

武蔵野は毎年椿山荘で謝恩会を行うのですがその参加費はそのままに一年後にだいぶスケールダウンした謝恩会をとりあえず大学で行われたのです。当時の写真を発見(笑)校舎は古いわみんな若いわで、感慨深い。

f:id:kotone-os:20200302122836j:image

f:id:kotone-os:20200302122800j:image

1年ぶりに皆と会えた楽しさはありましたが、中止になった時はとてもとても悲しかったです。けれどもそのぶん本来卒業式予定だった日まで台湾に旅立って友達と楽しく遊んだのも思い出です。福島出身の友人を含めていく予定が彼が帰省中に震災が起こってしまい駅もなにもかも倒壊し、もうキャンセルだと話していたところ、「こんな時だからこそ行きたい」という思いがあって根性で夜行バスで上京してくれてまさかの決行。その時の心境と今の子どもたちの思いは、似ているように思います。

今回のことで習い事も自粛されるものかと思いきや、私のクラスの子どもたちはなんと誰もキャンセルしていません。それだけ習い事が子どもたちの精神的な支えになるのかもしれません。

もちろんご心配な方はお休みすることをおすすめいたしますが、学校に行けないということは選択権もなく不可抗力なので、せめて習い事はそれぞれに決めて頂きたいという思いで、こちらは基本的には方針をご連絡したのみでお受けになるかどうかは皆さまに委ねることにしました。当教室としてはいらっしゃることもお休みすることも正解とははっきり申し上げられないのです。それぞれにご結論が違うことなので。もちろんお会い出来れば嬉しいですが、ご不安な中無理やりいらっしゃるのは不本意です。

 

ただ、いらっしゃる時はお外ではマスクをし、レッスン前後には手洗いうがいをし、行き帰りは可能ならば車等を使うなどして人混みはなるべく避けてくださいね💡

 

講師側はレッスンの入れ替えのたびに手洗いうがいを行なって、リードの手直しは避け、もしも風邪のようなご様子の生徒さまがいらしたらレッスン中止をお呼びかけし、自分自身も少しでも体調が良くなければ休講するようにするのみです。

 

 

1日も早く皆さまが安心して外出出来る日が来ますように🙏