ことねオーボエ教室の日々。|東京池袋・新宿・渋谷のオーボエレッスン

オーボエ専門の音楽教室代表による、オーボエやプライベートの長めのつぶやき。

音楽家が今を生き抜くために必要なこと 中編

こういう話になると長くなってしまう(笑)前回の記事の続きです。

 

母校大学の卒業式が私の時と同じように中止になったそうです。私たちの時はまだホールで事務的に卒業証書が手渡されたけれど、今回は郵送らしい。本当に保守的な校風なので、こういう時は守りに入るだろうなと思いましたけど、郵送はさすがに切なすぎますね…でも誰も悪くない。この判断が間違ってるわけでもない。

しかし、落ち着いたらきちんと式をしてあげて欲しいと心から願っています😢

 

さて、表題ですよ❗️

 

演奏という仕事に関しては、奏者も聴衆も心にゆとりと豊かさがないと成立しないものなので、まず生きないといけないという段階ではどうしても除外されるものだということは、世の中がどうなろうとも絶対に変えることは出来ません。特に日本という国においてクラシック音楽は根付いていないし馴染みがないので余計に大変。これに納得出来ないのであれば、生きることに直結したお仕事に転職する以外ないと思います。私は日本でオーボエがもっと馴染みのある親しみやすいものになることをテーマに活動していますが、確かにこの数年変わりつつはあるものの、完全な達成には相当な年数がかかります。サクラダファミリアの完成が先かも…。ドイツは素晴らしい声明を発表して下さいましたが、日本ではなかなか難しいことでしょう。けれども、あの声明を見られただけでも幸せな気持ちになれました😊

 

調子の良い時に良いのは皆誰でも同じで、世の中がうまくいかない時に生きていけるかどうか、今は音楽家と言う前にフリーランスとしての真価が問われる時なのかもしれません。

 

天変地異や有事の時に生業で生きていけるかどうか。

震災から9年の間常にこれを考えながら活動してきたフリーの音楽家が、果たしてどれほどいたでしょうか。

演奏だけで生きていくことを目標に頑張っている音楽家は多いですが、それだけでは非常にリスキー。もちろんどこか団に在籍していれば守って頂けることもありますが、それでももしものこともあり得るぐらいですから、フリーこそ真っ先に切られるいわゆる「便利な存在」。だから、自分のことは自分で守ること❗️これは鉄則の鉄則ですね。演奏のお仕事なんて数ヶ月前からキープされていたのに今回の出来事で「あ、キャンセルで」で終わることもままあります😭キャンセル料をくれる優しいところもありますが、稀です。だから演奏家は今大変なことになっています。現に、皆大変で職探しをしているのでしょう。当教室に信じられないような量の履歴書が来ています。

 

自分を守る大切な手立ては、やはり相反する性質をもつ副業をもつこと。エヴァでいうマギシステムを自身で再現(笑)

自分は演奏家なのにそれだけで身を立てられず別途副業・兼業をしているなんて恥ずかしい、とはよく聞きますが、こんなことがあって何も出来なくなって無職になるよりずっとずっとずっと良いし、結果として音楽家としての息は長くなるはずです。生活は生活ですので、音楽とは切り離しましょう。そこにプライドは不要です。

いくらフリーでキャリアを積んだとしても、その価値は音楽を知る人にしか分からないので社会的な職歴にはならず、仮に新卒からフリーで活動していて今回のようなことで廃業しいざ全くの他業種の会社員になろうとしたら、職歴なしとほぼ同等。私にはそれが怖すぎる現実だったので、実はここまで教室が広がる前は、何かあった時に備えて他業種企業に修業に出てちょっとしたスキルは取得していました。それを今の業務につなげて活かしたりも出来ましたし、勉強になった大切な期間でした。もうだいぶ前ですが一応職務経歴として書けるだけでも心の支えになります。

 

あとは収入保証保険もありますが、それは病気等で動けなくなった時だけだったりするので要チェックですね⚠️

 

また後編に続きます🙇‍♀️